アラフィフからのゼロ・リセット

遂に人生折り返しの50歳になりました。これまで以上に楽しい人生を過ごしていきたいなと願いつつ、自分の趣味のことや、思ったこと、経験したことを書いています。

『トップも知らない星野リゾート』前田はるみ

トップも知らない星野リゾート 「フラットな組織文化」で社員が勝手に動き出す

 

自分が星野リゾートについて初めて知ったのは、NHKのドキュメンタリー『プロフェッショナル仕事の流儀』でした。

2006年1月10日の記念すべき第1回目に登場したのが「星野リゾート」社長の星野佳路さん。社長室はもたず、常にMacを持って、その中に数々の写真データを入れており、それを見せながら社員の前でプレゼンをしたりしている姿。そしてその経営方法もトップダウンで判断してやっていくのではなく、社員に考えさせ、社員自らが率先して動いて行く「人を活かす」ための職場を作っているというのが印象的でした。

 

 それからというものの、この星野社長について知りたいと思い、星野さんについて書かれた本が見つかれば、手にとって読んでいます。

(残念ながら、未だ星野リゾートには泊まれていませんが・・・)

 

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

星野リゾートの事件簿

 

 

なので、この本もタイトルをみて手にとって読んでみたのですが、この本では星野さんにではなく、その星野リゾートで活躍するスタッフに的をあて、スタッフたちが、それぞれの立場で何を考え、どのように行動し、周りを巻き込み、やりたいことを実現させて行ったのかが書かれています。

もともとビジネス雑誌『THE21』に掲載されていたのを加筆、修正の上、1冊にまとめた本なので、やる気のあるビジネスマンにはオススメな内容になっています。

 

やる気はあっても経験が不足している場合、多くの企業では「ポジションにつくにはまだ早い」と判断しがちだが、星野リゾートでは「あえて任せることで、ポジションに育ててもらう」と言うスタンスを取る

 

星野リゾートでは、ポジションに就くことを「出世」ではなく「発散」、ポジションから外れることを「降格」ではなく「充電」と呼ぶ。

 

私たちが気づいたのは、仕事が楽しくなければ人は来てくれない、単に必要な仕事をお願いするばかりでは、社員がいずれやめていってしまうと言う単純な原理です。楽しみながら仕事に取り組める環境作り、そうすることで長く勤めていただけると言う視点であるべき組織の姿を考えていきました

 

 

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

 
トップも知らない星野リゾート 「フラットな組織文化」で社員が勝手に動き出す

トップも知らない星野リゾート 「フラットな組織文化」で社員が勝手に動き出す

 
星野リゾートの事件簿

星野リゾートの事件簿