『不惑のスクラム』 安藤祐介

不惑のスクラム

9月1日からNHK土曜ドラマで放送されるという事を知り、原作を読んでみました。

高橋克典さん主演『不惑のスクラム』制作開始! | 土曜ドラマ | NHKドラマ

 

【あらすじ】
死に場所を探して河川敷を歩いていた丸川良平(47)の背中に、ラグビーボールが当たる。ボールを追ってきた初老の男に、無理やり連れていかれた先で行われていたのは、40歳以上の選手による “不惑ラグビー”。そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。
アツ苦しい男たちのおせっかいで、生きる側に腰を落ち着けてしまった丸川は、ラグビーを通じて、仲間と心を通わせる。やがて、丸川と、丸川の抱える秘密をきっかけに、チームメイトたちも己の人生を見つめ直していき――。日本で開催される“ラグビーワールドカップ2019”まで1年、生きづらさを抱えた中年ラガーマンと家族の再生をハートフルに描きます。

 

自分自身も昨年から何十年かぶりにラグビーを始め、不惑ラグビーチームに参加して練習したり、試合をしたりしているので、今の自分がやっていることを思い浮かべながら読んでいました。

 

平日の昼間は普通のサラリーマンで、会社の仕事があり、そこには色々と面倒な人間関係もある。特に40代以上となると、中間管理職になってきて、それが上と下との板挟みになることも。

それが週末、ただラグビーが好き、したいという40代以上の人が集まったラグビーチーム。そこでは上下関係も、しがらみも何も無い。ただラグビーがしたいということで集まり、練習をしたり、試合をしたりする。

試合では負けることもある。でも試合の後は必ずアフターマッチファンクションと言って、お互いのチームが集まりいっしょに飲み合う。これがノーサイドの精神ラグビーの良いところ。

そういう事がこの本の中にはたっぷり散りばめられており、共感できる部分が多々あった。

 

でも、えらくドロップゴール(ボールを下に落として、それが地面から跳ね返ってきたところを蹴って、ボールをゴールポストのHの上の部分を通過させること。これで3点が得点される)にこだわり過ぎ。

 

たしかに主人公である丸川の特徴はキック力。でもね、トライ(5点が得点される)が取れるシーンで、点数の低いドロップゴールは狙いません!

いくらドロップゴールに感動的なところがあるとしても、そこはやらない。

しかもそれがこの本の最後の最後。ようは終わりのページに書かれて終わっている。

 

正直ここで急に冷めてしまった。

まぁその前の丸川の家族の問題の解決シーンからして少々「???」が出てきて、作り過ぎ的な感じがあったんだけどね。

 

 

不惑のスクラム

不惑のスクラム