東日本大震災の後、自分たちにできることはないだろうか? ということから生まれたFM番組の「希望の本棚プロジェクト」。作家や、アイドル、経営者、DJなどいろいろな著名人の方21人が、自分の背中を押してくれた「希望の本」を紹介していき、それを書籍化したのがこの本。
そういう背景から生まれたこともあり、私自身、読んでいて非常に前向きになれたし、またそこで紹介された本で「読んでみたい」と思えるものが多数ありました。
ちなみに本を紹介された方々は(目次参照)
第1章 光を見つける
ネガティブなときの自分とどう向き合うか……武田双雲
自分の環境に幸せを感じ、一歩踏み出す勇気……浅見帆帆子
人生に期待するのでなく、自分が人生から何を期待されているかを知る……駒崎弘樹
理不尽なことの中にも明るい光を見つける……和田裕美第2章 自分を認める
神様だってムチャクチャだから、不完全でもしかたない……川上徹也
みんなと違っていい、違うからいい……黒沢一樹
スーパーマンにも、どん底時代がある……木暮太一
誰でも後世のために遺せるものがある……小阪裕司第3章 見方を変える
心と行いを変えれば、結果は必ず変わる……池田千恵
誰が読んでも面白い、究極の小説……岩崎夏海
いいリーダーになるには当たり前の連続しかない……嶋津良智
「父親」という新たな目標を見つける……布川隼汰
いろいろな側面から物事を見る大切さ……立花岳志第4章 今を大切にする
生きるということは、時間そのもの……小山龍介
「当たり前」が「当たり前」でないと気づく幸せ……中山和義
やるべきときに、やらなければいけないことがある……山田真哉
やりたかった仕事につくということ……美崎栄一郎第5章 一歩踏み出す
自分の可能性を信じて一歩踏み出す……喜多川泰
夢に向かって頑張る勇気をもらう……仲谷明香
「こんなふうに生きてみたい」という理想が希望になる……北原照久
ビジョンは自由。信じて動けばいい……柘植伊佐夫
次世代につないでいきたい希望の地図……小川もこ
紹介されている本は、小説、エッセイからビジネス書、絵本、単語帳など様々ですが、全体的に名著と言われる「小説」が多いです。
特に私が読みたいと思ったが、
川上徹也さん紹介の
駒崎弘樹さん紹介の
- 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/11/06
- メディア: 単行本
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岩崎夏海さん紹介の
- 作者: ルーシー・モードモンゴメリ,ローラフェルナンデス,リックジェイコブソン,Lucy Maud Montgomery,Laura Fernandez,Rick Jacobson,西田佳子
- 出版社/メーカー: 西村書店
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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北原照久さん紹介の
特に『超訳 古事記』が読みたいと思ったのが、川上さんの以下の言葉でした
「たくさんの神様が登場しますが、ムチャクチャだらけです。(中略)神様だってこんなにムチャクチャなのだから、まぁ、私はこれでええのや、と。不完全なりに頑張るしかないな。読むたびにそう感じます」
「古事記」って、言葉だけで内容はほとんど知らないので、日本の国の昔物語、しかもムチャクチャ神様が出てくる物語ですが、非常に気になりました。