アラフィフからのゼロ・リセット

遂に人生折り返しの50歳になりました。これまで以上に楽しい人生を過ごしていきたいなと願いつつ、自分の趣味のことや、思ったこと、経験したことを書いています。

『なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?』小澤良介

 著者は家具・インテリア雑貨やオフィスや店舗の内装設計をする会社の社長。海外へ空間やインテリアの視察でよく出かけていくうちに、特に北欧家具の発祥の地であるデンマークに影響を受けたとのこと。

 

そのデンマークに根付いているのが

「空間=暮らしの質=心の豊かさ」

ということ。


そのために、デンマークでは洋服や腕時計など、自分を飾るものではなく、自分や友人が快適に過ごすための空間に、最初にお金を使う傾向にあり、椅子一つとってもみても、もすぐ壊れるようなちゃちなものではなく、初任給くらいのお金がかかる良いものを選ぶらしい。

 

だから日本でも「北欧風インテリア」的な本を書店のインテリアコーナーでよく見かけるが、その一部には「イケア」「無印良品」の商品を使ったインテリア紹介であるが、それは本当の意味では「プチ北欧風インテリア」なんだろうなぁと思った。(別にイケアや無印良品が良くないと言うわけではなく、それぞれ買いやすい値段帯でかつ良い物を出していることは理解している。ただ長年使い込み、それを自分の子供たちに引き継げるような物か? というと違ってくる)


この本では空間がいかに人生にとっても大切な役割を果たし、そしていかに人生を最適にしてくれるのかを教えてくれる。そのことは自分もここ数年感じていたことなので、とても共感出来る本で会った。

 

以下は、この本を読んで共感できた言葉である。

 

古くなったものや汚れ等を、日本人はすぐきれいにしたがりますが、デンマークではそれを「味」として捉えて、残そうとします

 

五感全てに影響を与えるのがインテリアです

 

「1つの部屋に、1つのアートをおきましょう」
(最初はモノクロのフォトアートから入ることをおすすめ)

 

いい空間には、いい人が集まる

 

人生はすべて「時間」で構成されており、その時間を過ごす「空間」こそが人生そのものであると思うのです

 

 

なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?―人生を好転させる「空間」の活かし方

なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?―人生を好転させる「空間」の活かし方