【読書】『書評の仕事』印南敦史
「ライフハック」というWEBサイトで毎日書評を書かれている印南さんの書評にまつわるエトセラが綴られた本です。
ここんとこ目がどんどん悪くなり本を読むことが億劫になっていたのですが、この本はとにかく1日で読み切ってやろうと思い、通勤電車の中や仕事と仕事の合間の空き時間に読んだりして、なんとか目標を達成させることが出来ました。自分の中で「読む切ってやる」という思いも強かったですが、そう思わせるだけの面白い内容が詰まった本でした。
そしてこの本を読んで、やはり本を読んだ後はこうやってブログか自分の日記にしっかりとアップしないといけないと改めさせられました。
書評を書く際に忘れるべきではないこと
1:書きたいことを書く
2:伝わるように書く
3:リズム感を持たせる
4:常に疑問を抱く
5:驕らない
この本の最後に印南さんが取り上げれていることで、この本のほとんどがこれに詰まっていると思います。
特に2番目の「伝わるように書く」はとても需要です。
自分よがりになるのではなく、これを読んでくれる人を想定して書くということ。これは最近出ている書き方の本などを読んでいると大抵出ていますね。それだけネットやSNSなどとにかく膨大な量の文字が飛び交う時代になっているので、その中で埋もれないようにするには、やはりターゲットを絞ってそれに合わせて書くことが大切なのだと。
あとなんとなくわかるのが3の「リズム感を持たせる」ということ。これは2の「伝わるように書く」にも当てはまる部分があるのですが、やはり読みやすい文章はなんとなく流れるようなリズム感を感じます。自分も以前はビジネス書の書評をブログにアップしていましたが、読みやすい、わかりやすい文章の時はリズムがあるんですよね。ほんと活字がうまく流れてくれているという感じ(逆に解りにくいか😅)
そして4の「常に疑問を抱く」は別に書評に限らず、何事にも当てはまると思います。今の自分に満足するのではなく常に探究心を持って前に進む。人が成長する上で大切なことだと自分は思っています。
最後に書評というものもは当然、ある1冊の本についての要約力が必要です。その要約する際のポイントとして7つ挙げられています。参考までに。
1:誰に向けるのか、ターゲットを明確にする(自分なのか、他人なのか)
2:そのターゲットが求めているもの(ニーズ)を見極める
3:当該書籍の目次をチェックし、ニーズにかなった部分を探し出す
4:その部分を、どう伝えるべきかを"具体的に”考える
5:”わかりやすさ”を意識しながら、その部分を簡潔にまとめる
6:書き終えた後で推敲し、問題があれば修正する
7:「あれが足りなかったのでは?」などと考えず、良い意味で割り切る