『日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方』 田村賢司

日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方

 

日本電産の創業者であり、現在の会長でも永守重信のつぶやいてきた言葉や、そこに現れ出た現場の動き、具体的な永守経営を描いた作品になっています。

 

個人的には過去、永守さんの経営学にはまり、永守さんに関する本は必ずと言っていいほど読んできました。そのためこの本からは、今まで「とにかく働け、他人より働け」というハードワーキング主義だったのが、今のご時世に合わせてか「2020年に残業ゼロ」という方針を打ち出した日本電産が、実際現場でどのような事をして、その結果どういう効果、もしくはマイナス面を生み出しているのか という事を知りたかったのですが、そこはまだ対応、検証が続いているようで、この本では書かれていませんでした。

もしこの「2020年に残業ゼロ」を実現し、それでも会社として売り上げを伸ばしているのであれば、これはとてつもなく素晴らしい事であり、他の企業も学ぶべきでしょうね。

 

この本は、過去に永守さん、日本電産について書かれたこととダブって書かれている事が多いですが、それらを最近の情報を入れつつ、うまくまとめてくれており、永守経営、思想を今から学ぶ人には解りやすい一冊だと思います。

 

自分も復習という意味で、学び直す点が多々ありました。

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レバレッジ メモー

 

人間の能力の差はせいぜい5倍まで、他店の5倍以上おいしいラーメンを作ることも、5分の1以下での時間で提供することもできない。しかし、従業員の意識次第で、店(会社)は全く変わる。

 

永守に言わせると、潰れる会社とそうでない会社の差はわずかなものだ。それは利益を上げよう、付加価値を生もうという意識の差だという。

 

日本電産の「社員心得7ヶ条」

1.絶えず、“これで良いのか”を合言葉に事にあたりましょう。

2.自分のことを考えると同時に相手のこともよく考えましょう。

3.責任ある発言を行いましょう。

4.実行を持って範を示しましょう。

5.苦しみ楽しみを分かち合える社員、同志でありましょう。

6.良いことも悪いことも進んで報告、申告できる社員でありましょう。

7.原価意識、損益意識をもてる社員でありましょう。

 

「人が嫌なことを後回しにしていきたくなる。しかし、そういう小さな差が後々、大きな差となって表れてくる」

 

去って欲しい社員のタイプ

①知恵の出ない社員

②言われなければできない社員

③すぐ他人の力に頼る社員

④すぐ責任転嫁をする社員

⑤やる気旺盛でない社員

⑥すぐ不平不満を言う社員

⑦よく休み、よく遅れる社員

 

「部下の人望を得る5つの条件は『あきらめない』『悪口を言わない』『ごまかさない』『正論で追い込まない』『休まない』だ」

 

「人を動かそうとするときに大事なのは、『心』と『情』である。これを解していなければ、部下は思うように働いてくれない」

 

登用される社員の7条件

「健康管理ができる」

「仕事に対する情熱・熱意・執念を持ち続ける」

「いかなるときもコスト意識を持つ」

「仕事に対する強い責任感を持つ」

「言われる前にできる(仕事に踏み出せる)」

「きついツメができる」

「すぐ行動に移せる」

 

日本はとかく「暑いですね、やってられませんな」「どうも、調子がよくなくて…」などと消極的な挨拶をするが、「ファイン」、いや「エクセレント」と答えられるような、積極的、前向きな心持ちでなければ、何事も成し遂げられないと、アメリカの医師から教えられた

 

売上高を伸ばして利益を上げるのではない。利益をあげるから売り上げも増やせると考える

 

「経営の原点12ヶ条」(稲盛和夫

1 事業目的・意義を明確にする

2 具体的な目標を立てる

3 強烈な願望を心に抱く

4 誰にも負けない努力をする

5 売り上げを最大限に、経費は最小限に

6  値決めは経営

7 経営は強い意志で決まる

8 燃える闘魂

9 勇気をもって事に当たる

10 常に創造的な仕事をする

11 思いやりの心で誠実に

12 常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する

 

 

日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方

日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方