営業につく売上予算について
以前はメーカー営業をしていましたが、今は販売店にてルート営業をしています。
昨晩、営業には課せられる売上予算の事について同僚と話をしていたので、そのことについて少し書きたく思います。
ちなみに今の会社では売上予算がありません。
だからラッキー、ある程度やっておけばいいわ。と思うようではダメでしょうね。
売上予算がなくともある程度自分で目標数字を立て、これくらいはやらないといけないという意識を持つ事が必要だと思います。
自分の場合は粗利売上の3分の1が自分の収入だと思ってやっています。
だから800万円の給料が欲しいと思ったら、2,400万円の粗利売り上げは死守しないといけません。そしてだいたい粗利率は28%くらいなので9,000万円くらいの売り上げをあげないとダメだなと思って営業しています。
(まぁ、実際には会社としてはもっと経費がかかっているでしょうから、そこまで給料はもらえませんが😅)
そうやってやっているから、ストレスなく仕事できている自分がいます。
もしこれが会社から予算を決められてやっていたら、不満があったでしょうね。
その不満が予算の立て方でした。
以前いたメーカーの場合、会社としてだいたいこれくらいの売上を立てないといけない言った売上目標金額が出てきます。それを昨年の売上比率に合わせて各営業所に分散。そこからはその営業所長によって各担当ごとに割り振られます。
その結果、世の中が好調な時は昨年度比105%、悪い時ではだいたい100%という感じでした。
でもそれってあくまで予想であって本当の予算をたてた年が好調がどうかなんて、1年経たないと判りません。
ひどいのが、今まで継続的に納品できていた商品が部品供給できなくなり中止になった事。これって営業都合ではなく会社都合な話でありその分売上は落ちます。
なのに予算は変わらない。
つまり他で減った数字を埋めろと。
正直数字によるプレッシャーです。
他にも、たまたま大型の案件が決まった年の翌年。
大型案件ってだいたいリースの関係で4〜5年に1回のケースで発生します。
そんな大型案件が4〜5個、しかもそれぞれ被らずにあればベターなんでしょうけど、そんなうまい話はありません。
だから大型案件が決まった次の年はだいたい予算未達となり怒られます(笑)
これって本当に理不尽だなぁと思ってやってきましたが、もっとひどい予算数字の立て方もありました。
「それが昨年未達だったから、今年はいくでしょ!」
とうことで昨年比120%の売上数字を課せられたこと。
これって根拠も何もない根性論の世界。
それで毎週の会議では「なんで予算いかないんだ??」と詰められる。
そもそもの目標数字自身が曖昧なのに、なぜ詰められないといけないの? といつも思っていました。
まぁできる営業なら、新規開拓などやって行かない数字分を埋めようとするのでしょうけど、メーカー営業だとなかなか難しい点もあります。
これ以上は書くとややこしくなる部分もあるので、ここらで辞めておきます。
結論から言えば、売上予算がダメだとは思いません。ただしその売り上げ予算があくまで自分が目標としている数字、自分が納得している数字なのかどうかが1番大切なことだと思います。