働き方改革 ー時間外労働の上限規制ー について
今までは大企業に適応されていた「時間外労働の上限規制」が2020年4月1日から中小企業にも適応されるようになりました。
自分の働いているところは中小企業なので今後これが適応されていくのですが、私個人の意見としては本当に傍迷惑な規制だと思います。
無意味な残業やただお金が欲しいから残業すると言うことについては反対ですが、しっかりと働きたい人もいるわけで、その人の前向きな気持ちを壊してしまう規制であり、それが日本の労働力の低下にもなるのではないかと危惧しています。
いやいや、きちんと仕事の効率化を測って働き方を改革すればいいんだよ。と言う方もいるかもしれませんが、仕事のスキルを身につけるにははやはり時間が必要です。効率化は必要ですが、だから働く時間を決めてしまうと言うのはやはりおかしいと思います。
効率化を図りつつ、働く時間もしっかりもてば短期間でスキルある人になるわけです。そうすれば世界に渡り合える人材が若者からどんどん生まれてくるわけです。
なぜこんな規制が生まれたのか?
たまたま大前研一さんの『経済を読む力』を読んでいたら、このことについて書かれていました。
こうした動きには、電通の一件が大きく影響している。元電通社員の高橋まつりさんが自殺してしまった事件だ、後に三田労働基準監督所は、最長月130時間の残業などを理由に過労死と認定した。
ただこの自殺に関しては、長時間労働によりノイローゼになって自殺したのではなく、上司からのパワハラが苦痛で自殺したのであって、正さないといけないのはパワハラであり、長時間労働は関係ない。と書かれています。
せっかくなので、このまま大前研一さんの働き方改革についての意見を記載すると
単純労働や提携業務の場合は、残業時間規制が必要だ。しかしクリエイティブな仕事は時間で測れない。それを時間で縛るような規制は、亡国への1歩となる。
と言われています。
確かに自分は営業職なので、どちらからと言えば「クリエイティブな仕事」の方に入ります。
だから時間給ではなく成功報酬に近い感じで仕事をしているので、時間外労働の規制は自分のスキル、営業数字を上げるためには邪魔な存在に感じてしまうのでしょうね。
これからはタイムカードを押すタイミングも考えないといけないですね😅