『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子供を180度変える本』藤原友子
タイトルの「片づけられない主婦」の箇所が非常に気になり読んでみました。
と言うのも私の嫁さんは片づけができない人です。
この本の中にこんな文章があります。
以前、部屋にモノがあふれ足の踏み場もなくなっている小学生のお部屋に訪問したことがあります。机の上も物置状態です。私はその子に「どれがあなたの必要なモノなのか教えて」と言いました。しかし子どもは「全部いる!」と即答です。床に散らかったモノを平気で足で蹴り、部屋を進んでいきます。そして私が踏まれたモノを手にし「これはいるの? 本当に大切なの?」と聞くと「いる!」とあっけらかんとした表情で答えたのです。私はものすごい危機感を覚えました。よくニュースで放送されるゴミ屋敷の住人のセリフと同じだったからです。 この子は、収納下手なのではありません。自分に必要なモノを選ぶことができないのです。できないというより、自分にとって必要なモノが何かがわかっていません。全くわかっていないわけではないけれど、これまであまり考えずに生活してきたという方が正しいでしょう。
まさに自分の嫁さんはこんな感じの人です。
子供であればまだ修正も効きますが、大の大人になってもこんな調子だと正直おしまいです😭
ただそれでも何か変わって欲しい。そのためのヒントがないかと思いこの本をワラにもすがる気持ちで読んでみたのですが、実際は「片づけ嫌いの子供をどうやって改善させるか」と言う話で、「片づけられない主婦」に対しての対策というのはありませんでした。
強いてあげるなら、この本を読んで子供を変えようとする気持ちがあれば、きっと自分も変わるでしょう。
でも自分の嫁さんは
・定期的に片づけをしよう
・どうやったら楽して片づけができるのか
という意識が全くありません。
もうこれらについては何遍言ったことか・・・・・・。
この本の最後にこんな言葉があります。
「片づけができる子」とは、自分に本当に必要なモノを選び管理できる子です。「片づけなさい!」ではなく「選ぼう!」から始め、十人十色の選ぶ力を引き出し、磨き、信じましょう。一つの「選ぶ」から、子ども自身の人生は始まります。
今の自分がこの本を読んで学んだことはとにかく
「片づけろ」
「汚い!」
などマイナスな事を言っても反発して何もしなくなるという事。
片づけを仕向けるようにするには、
「片づけなさい」でなく「どんな部屋にしようか?」「好きなモノを教えて」という声かけから始めるしかないようです。
ちなみにこの本の内容に戻りますが、かなり良いことが書かれていると思います。
単に片づけのノウハウ的なことではなく、片づけが必要な理由や片づけによる効用であったりと、片づけるということこんなにも良いことがあるのかと教えてくれます。
片づけが苦手な人はこの本を読んで、少しでも片づけの効用を理解し、少しでも片づけをしようという気持ちを持ってもらえたらと思います。
管理とは、使いやすい場所に収納場所を決め、最後まで大事に使うこと
「片づけなさい」と脅し片づけさせるやり方では、いつまでも部屋が片づかないどころか、子どもが自分で自分の必要なモノについて考える時間、人間の大切な欲求を奪っていることになる
今はモノが爆発的に増えています。だから現代の「もったいない」の意味は、使えるのに使ってあげていないことや、使いもしないモノを買うことを言うのではないでしょうか
選ぶ体験を繰り返すことで、自分のことが分かるようになり、自分の好き嫌いが分かり、自分に必要なモノ、好きなモノがあるから、もうこれ以上なくても大丈夫だと思うことができ、自分の暮らしに自信が持てます