アラフィフからのゼロ・リセット

遂に人生折り返しの50歳になりました。これまで以上に楽しい人生を過ごしていきたいなと願いつつ、自分の趣味のことや、思ったこと、経験したことを書いています。

【読書】『ネット興亡記 敗れざる者たち』杉本貴司

ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)

 757ページとかなりのボリュームのある本で、日本のインターネットの時代に生まれてきた会社や、それを起こした人物などについて書かれています。

 

具体的には

サイバーエージェント

iモード

・ヤフー

楽天

フェイスブックツイッター、アマゾン

ライブドア

・ミクシイ

・LINE

・メルカリ

などなど。

 

他にもそれに関係する人、ソフトバンク孫正義村上ファンド村上世彰の事などもかなり書かれています。

それに一般には出てこない名前だけど、実は上記の会社には微妙に絡んでいたり、陰で動いていたりした人物

宇野がそう言って相談した「井上先生」と呼ぶ男は、元弁護士で経営コンサルタント外車を経営する井上智治だった。 井上はインターネット界隈では 知る人ぞ知るフィクサー的な存在と言っていいだろう。永田町の一等地に持つオフィスを根城に、財界や政界に深いネットワークを持つ。

のことなども書かれており、本当によく取材されており、それを事細かに書かれている点はすごいです。

自分が歴史や自伝が好きなこともあるのですが、この本は今年読んだ中では1番の本ですね。

 

 この本を通して自分が感じたのは、時代の寵児として もてはやされた人たちが何もかも順風満帆な人生ではなかったと言うこと。彼らは彼らでそれなりに苦悩や死のうと思ったこともたくさんあった。その中歯を食いしばってやってきた結果が今として生きていると言うことをとても感じることができました。

 

「彼(サイバーエージェント 藤田晋)は誰よりも朝早くに会社に来て、みんなが来る頃にはもう営業に行っていた。口で語るより行動で力をつけていく姿を見ていました。起業したいと言う人は多かったが、彼は覚悟が違った。夢ではなく明確な目標でした」

 

「大切なのは、そのたびに違う世界に入っていくと言うことだ。そこに備えて準備しておかないと次には移れない。その備えをしていないとダメなんだ」

 

つまり、常に3倍の事態を先回りして考えながら兄せよ、と言う意味だ。 (CCC創業者の)増田(宗昭)が自らの経験をもとにはじき出したスタートアップを成長の軌道に乗せるための鉄則が、この「一対三の法則」なのだと言う。

 

「25歳はスタミナ、貧乏、根無し草、同僚、無知といった起業に必要なあらゆる利点を備えている」

 

やるべきは「自分ができないこと」ではなく「他人ができないこと」

 

「毎日1%の改善」 (楽天 三木谷)

 

「ネットワークの価値は、ユーザの数の2乗に比例する」

 

「人間は書物を通じて人の一生を数時間で疑似体験できる。だから本を読め。生涯、勉強し続けろ」

 

「人の2倍働いて、なおかつ密度を2倍にく濃くする。そのために人の4倍働こう」

 

今の自分のやっていることなんてまだまだだなと。自分ももっともっと頑張って働かなければいけないと改めて思いました。