【読書】『考えることこそ教養である』竹中平蔵
昔は知識を持っていればそれなりに活躍できましたが、今は知識はスマホでググればあっという間に解答が出てくる時代。だからググっても解答が出てこないようなことをしないと生き残れない。それが「考える力」だと言います。
でもどうやって「考える力」を身につけるのか?
それは武道には決まった「型」があるように、考え方にも「型」があると言います。
その考え方の型ですが、この本では以下の7つが紹介されています
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「川を上る」
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「海を渡る」
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「バルコニーを駆け上がる」
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「場所を変えて考える」
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「体験してから考える」
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「書きながら、話しながら考える」
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「基礎を学んでから考える」
「川を上る」
目の前の課題は、もっと大きな課題(源流)を切り取った一部でしかないことがほとんどです。真の課題、本当の狙い、隠れた本質はどこにあるのか? それらを探るためには、家の原点に戻るのが1番いいのです。つまり、川を源流に向かって登っていくのです。
「海を渡る」
海外にまで視野を広げて、他国や他の地域と比べてみること
「バルコニーを駆け上がる」
特にリーダーが身に付けるべき思考で、フロア(現場)で指揮するだけではなく、一度バルコニーに上がってみて上からホール全体を見てみる。そうすることによってまた現場とは違う見え方があると言うことを表しています
「場所を変えて考える」
環境が変われば、気分も変わり、考えも変わる
「体験してから考える」
何歳になっても、現場に足を運んで体験することが大事である
「書きながら、話しながら考える」
書くと言う行為が五感を刺激して、脳に記憶として定着しやすくなるとともに、考えるという行為につながりやすい
「基礎を学んでから考える」
どの分野においても、基礎をないがしろにすると、事の本質を理解し大成することができません。基礎があっての応用である事は言うまでもないことでしょう。
以上が考え方の「型」でしたが、この本の最後では「考える」と言う行為をどうやって習慣化すれば良いのかと言うことも記載されています。
それが
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頭と五感をフル回転しなければならないアウェイの環境に身を投じ、常にチャレンジ精神を持ち続ける
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情報を鵜呑みにしない
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批判するときは対案を出す
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ユーモアを忘れない
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いつまでもそんな社会への興味、自分への関心を胸に抱き視線を未来に向けて生きていく
と言うことです。
そう思っていれば自ずと考えることが普通になると言います。
自分も子供には「もっと考えろ!」と叱ることもあるので、上記のことを踏まえて具体的にどうやって考えるのかと言うことを教えていきたいと思いました。